Python入門:式と評価
式、評価とは
さっそくですが、下のコードを見てください
print(3+5-2)
式は、基本的に前から順番に処理されていくため、このコードでは
3+5=8→8-2=6といった過程で計算されます。
このように、ひとつひとつ処理されていくことを式の評価といいます。
6
しっかり6と返ってきました。
print(2+8*3)
26
この場合は、Pythonが足し算より掛け算を優先してくれるため、8*3=24→24+2=26といった順番で評価されます。
print(4*2**3)
32
累乗と掛け算は累乗が優先されます。そのため、2**3=8→8*4=32といった順番で評価されます。
また、Pythonは()も認識してくれます。
print((3+6)*7)
63
この場合は(3+6)=9→9*7=63といった順番で評価されました。
文字列の連結も式の定義に入ります。
print("Im "+"really "*6+"like Python.")
Im really really really really really really like Python
"Im really "*6にはなりませんね。
print("rewe"-"ew")
TyepError: unsupported operand type(s) for -: 'str' and 'str'
まあ、文字列は引き算、割り算、累乗はできませんね。
練習問題
では、これらの知識を生かして練習問題を解いてみましょう。- .4の3乗に5を掛け、3で引いた値を表示させる。
- 「わたしは本当に本当に本当に本当に本当に無罪です」と表示させる。
- 半径5cmの円の面積を表示させる。(円周率は3.14とする)
- 2の3乗と2掛ける3の値を掛けた値を表示する。
解答例※あくまで一例です。
(1)
print(4**3*5-3)
317
(2)
print("私は"+"本当に"*5+"無罪です")
わたしは本当に本当に本当に本当に本当に無罪です
(3)
print(5**2*3.14)
78.5
(4)
print(2**3*3*2)
48
最後に
この記事では、Pythonの式と評価について解説しました。もっとPythonを学びたい!という方はこちらの記事でPythonの基本的な構文を学習することが出来ますので、ぜひ立ち寄ってみてください!