Python入門:複合代入演算子
複合代入演算子の書き方
変数に保存した値を一回演算して置き換えたいとき、下のように書くことができます。
num = 6
num = num + 4
print(num)
10
上のプログラムでは、変数numに数値6が代入された後、変数numに保存した値と4を足して変数numに置き換えています。
しかし、式の両辺に同じ変数を入れるのは面倒だし気持ち悪く感じます。そんな時に役立つのが複合代入演算子です。
num = 6
num += 4
print(num)
10
複合代入演算子を使うと、上のようにすっきりとした表記になります。
主要な複合代入演算子演算子 | 処理 |
---|---|
+= | 変数を右辺の値で足して置き換える |
-= | 変数を右辺の値で引いて置き換える |
*= | 変数を右辺の値で掛けて置き換える |
/= | 変数を右辺の値で引いて置き換える |
num = 6
num *= 4
print(num)
24
num = 6
num /= 4
print(num)
1.5
掛け算や割り算となると少し難しく感じるかもしれません。その場合は逆に複合代入演算子を使わずに書くとわかりやすいでしょう。
練習問題
では、これらの知識を生かして練習問題を解いてみましょう。- 3に5掛け8引いた値に5で割ったときのあまりをPythonを用いて表示せよ。
- 1年で預けたお金が必ず1.5倍に増える怪しい商売がありました。100000預けた場合、3年後の利益をPythonを用いて表示せよ。
解答例※あくまで一例です。
(1)
num = 3
num *= 5
num += 8
num %= 5
print(num)
(2)
num =
num = num*
print(num)
最後に
この記事ではPythonの基本的な書き方。主にprint関数と演算を扱いました。今後「変数」という便利なものが出てくるのですが、その際にすごく役立ちます。 もっとPythonを学びたい!という方はこちらの記事でPythonの基本的な構文を学習することが出来ますのでぜひ立ち寄ってみてください!