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Python入門:for文

for文とは

for文は繰り返し処理を行う制御構文で、Pythonでは、複数の値をもつコンテナなどから順番に要素を取り出して利用することができます。

for文の書き方
for 変数 in イテラブル :
       for文の実行処理(forブロック)

イテラブルとは、for文で順番に取り出すことのできるオブジェクトのことです。少し難しい単語ですが、イテラブルの定義の中にリスト、タプル、セットがあることだけ覚えていればよいでしょう。
for文のなかでは、イテラブルの内容が一つずつ変数に収められていきます。

list = ["カレー","ハンバーグ","だし巻き卵","ラーメン"]

print("好きな食べ物リスト")

for element in list :

print(element)

実行結果
好きな食べ物リスト
カレー
ハンバーグ
だし巻き卵
ラーメン

上のコードでは、リストの要素が順番にelementという変数に収められています。
リストの部分はセットやタプルでも正常に動きますが、ディクショナリではこの書き方ではできません。

range関数

イテラブルの部分にrange関数を使うと、指定した回数だけ繰り返し処理を行うことができます。

for i in range(3) :

print("3回繰り返す")

実行結果
3回繰り返す
3回繰り返す
3回繰り返す

range関数を使うと、変数には0から、指定した数字より1つだけ少ない数が順番に収められます。

for i in range(3) :

print(i)

実行結果
0
1
2

変数に入れられる数が0から始まる性質を利用すれば、次のようにしてリストから順番に要素を取り出すことができます。

list = ["カレー","ハンバーグ","だし巻き卵","ラーメン"]

print("好きな食べ物リスト")

for index in range(len(list)) :

print(list[index])

実行結果
好きな食べ物リスト
カレー
ハンバーグ
だし巻き卵
ラーメン

普通にイテラブルをリストにするほうが楽ですね..

練習問題

では、これまでの内容をもとに次のプログラムを作ってみましょう!

  1. 10回「おはよう」と出力するプログラム
  2. 自分の好きなスポーツをリストにまとめて出力するプログラム

解答例※あくまで一例です。

(1)

for i in range(10) :

print("おはよう")

実行結果

おはよう
おはよう
おはよう
おはよう
おはよう
おはよう
おはよう
おはよう
おはよう
おはよう

(2)

list = ["野球","サッカー","バスケットボール","バレーボール"]

print("好きなスポーツリスト")

for element in list :

print(element)

実行結果

好きなスポーツリスト
野球
サッカー
バスケットボール
バレーボール

最後に

この記事では、Pythonでのfor文の扱い方について説明しました。 もっとPythonを学びたい!という方はこちらの記事でPythonの基本的な構文を学習することが出来ますのでぜひ立ち寄ってみてください!

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