Python入門:タプル
タプルとは
Pythonにおいて、タプルはコンテナの一つです。タプルは、複数の値を一列に並べて管理するコンテナで、先頭から順にインデックスという0から始まる番号を付け、その番号を使って特定の値を指定することができます。
また、タプルのもう一つの特徴として、一度定義した後は中身を変更出来ないことが挙げられます。
そのため、タプルは絶対に変更することがない場合のみ利用します。
#タプルの変更を試みるプログラム
nums = (3,5,8)
nums[0] = 4
Traceback (most recent call last):
File "C:\Users\○○○○", line 2, in <module>
nums[0] = 4
~~~^^^
上のコードのように、タプルで要素を変更しようとするとエラーが発生します。
ただし、タプルから値を得る事はできます。
nums = (3,5,8)
print(nums[0])
タプルの関数
タプルの要素数を求める時はlen関数を使います。
nums = (3,5,8)
print(len(nums))
タプルの要素が数値である場合、sum関数で要素の合計の値を求めることができます。
nums = (3,5,8)
print(sum(nums))
練習問題
では、これまでの内容をもとに次のプログラムを作ってみましょう!
数学が83点、英語が77点、国語が53点、理科が92点、社会が88点でした。
- テストの点数をタプルに保存し、テストの平均を求める
解答例※あくまで一例です。
test = (83,77,53,92,88)
average = sum(test) / len(test)
print(average)
78.6
最後に
今回はPythonでのタプルの扱い方について解説しました。 もっとPythonを学びたい!という方はこちらの記事でPythonの基本的な構文を学習することが出来ますのでぜひ立ち寄ってみてください!