Python入門:リスト
始めに
このページでは「リストって何?」や、「リストとは?」という疑問を持った方のためにリストについて基本的な説明をしています。
リストとは?
リストは複数の値を一度に保存し、管理するデータ構造の1つです。
※Pythonではデータ構造をコンテナと呼びます。
早速例を見てみましょう。
fruits = ["apple","orange","grape"]
これはfruitsという変数に複数の値(apple,orange,grapeの3つ)を保存しています。
このように、角カッコの中にコンマで区切るように書くことでリストを定義できます。また、この要素それぞれにインデックスと呼ばれる番号が割り振られ、それを使い要素を区別します。
この場合、fruitsの0番目と指定することで「apple」を、fruitsの1番目と指定することで「orange」を参照できます。
※インデックスは0から始まります。
リストの参照
早速リストを使い、複数の数値をまとめて扱ってみましょう。
results = [70,75,80]
print(results[0])
先ほど挙げましたが、このようにリスト名とインデックスを指定するとその値を参照できます。
リストの合計(sum関数)
では、リストの数値をまとめてみましょう。
results = [70,75,80]
total = sum(results) #resultsの数値を合計する。
print("合計は"+str(total)+"です。")
合計は225です。
ここでは、sum関数を使って「70+75+80=225」という計算をしています。
このようにsum関数を使うことによって、リストの中の数値を合計することができます。
リストの要素の数(len関数)
リストの参照、リストの合計は求められるようになりました。では要素の数を知りたいときはどうすればいいのでしょうか?
results = [70,75,80]
numbers = len(results) #resultsの要素の数を求める。
print("要素の数は"+str(numbers)+"です。")
resultsリストは70,75,80の3つの要素からなることが分かりましたね。今回は3つだけなのですぐわかりますが、リストの要素の数が50や100など大量になった時に有効になります。
要素の数はlen関数を使って知ることができます。
要素の追加、変更、削除
突然ですが、リストの要素を後から変えることができたら便利だと思いませんか?ということでリストの要素を追加、変更、削除について解説していきます。
(1)要素を追加したい場合
fruits = ["apple","orange","grape"]
fruits.fruitsappend("peach")
print(fruits)
['apple', 'orange', 'grape', 'peach']
このコードはfruitsというリストにpeachという要素を追加するものです。
このようにappendという関数を使うとリストに要素を追加することができます。
(2)要素を削除したい場合
fruits = ["apple","orange","grape","peach"]
fruits.fruitsremove("apple") #appleという要素を削除する
print(fruits)
['orange', 'grape', 'peach']
このようにremove関数を使うことで消したい要素を削除することができます。
(3)要素を変更したい場合
fruits = ["apple","orange","grape","peach"]
fruits[3] = ("mango") #fruitsの4番目の要素をmangoに変更する
print(fruits)
['apple', 'orange', 'grape', 'mango']
リストの要素を変更するには、このように変数の上書きのようにリスト名[] = 変更したい値と入力してもらって大丈夫です。
練習問題
このページで扱ったものを使って下の問題を解いてみましょう
(1)13,41,52,77,92の数の合計、平均を求めてください。
(2)["キリン","シマウマ","ゾウ","アジサイ"]というリストを動物だけにしてください。
解答例※あくまで一例です。
(1)
scores = [13,41,52,77,92]
total = sum(scores)
numbers = len(scores)
average = total / numbers
print("合計は"+str(total)+"です。")
print("平均は"+str(average)+"です。")
合計は275です。
平均は55.0です。
このようにsum関数とlen関数を使うことによって平均も求められるようになります!
(2)
animals = ["キリン","シマウマ","ゾウ","アジサイ"]
animals.remove("アジサイ") #アジサイという要素を削除する。
print(animals)
['キリン', 'シマウマ', 'ゾウ']
最後に
このページではリストに関する基本的なものを扱いました。
また、もっとPythonを学びたい!という方はこちらの記事でPythonの基本的な構文を学習することが出来ますのでぜひ立ち寄ってみてください!